ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が、24日に行われるWBO世界同級11位キム・イェジュン(韓国)との防衛戦(有明アリーナ)に向けてスパーリングを打ち上げた。 井上は、WBA世界フライ級7位の桑原拓と、ミニマム級で将来を嘱望される佐伯侑馬を相手に、スピード主体の軽めのスパーリングを8ラウンド行った。
キムは右構えでありながら、直近の試合でサウスポーでの戦いを見せるなど変幻自在。そこで、桑原に加えてサウスポーの佐伯と2選手を相手にスパーリングを行って最終調整した。
大橋秀行会長は「世界戦に向けての最後のスパーリングです。いろいろありましたが最高の出来でスパーリングを打ち上げました」とコメントし、大きな手応えを見せた。
井上は昨年12月24日に対戦する予定だったIBF、WBOスーパーバンタム級1位サム・グッドマン(オーストラリア)が左目上を負傷したため、興行が1月24日に延期。その後再びグッドマンが負傷したことを受けて、相手がキムに変更となっていた。
仕上がり万全の井上がどんなパフォーマンスを見せるのか楽しみだ。