大相撲初場所4日目(15日、東京・両国国技館)、横綱照ノ富士(33=伊勢ヶ浜)が幕内翔猿(32=追手風)に送り出され、2敗目を喫した。取組後は報道陣の取材に応じず、支度部屋を後にした。
両ヒザの古傷と糖尿病の影響で、過去2場所を全休。今場所の成績次第で進退問題に発展する可能性もある中、初日に小結若隆景(30=荒汐)に屈した。その後は2連勝で踏ん張っていたものの、これで序盤戦で2敗。本調子ではないことは明らかだ。
審判長の九重親方(元大関千代大海)は「できる限りのことはしたと思う。(翔猿とは)相撲を取りづらい。いろんなことを警戒してすっきりした相撲を取り切れなかった。誰でも手を焼く相手。気を落とさなくていいと思う」と評した。