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【巨人】岡本和真〝ケガの功名〟 チーム関係者は2か月療養を「プラスに作用」と指摘

東スポWEB 2025年1月16日 5時4分

巨人の「不動の4番」としてチームをけん引し続ける岡本和真内野手(28)。昨季はチーム事情により三塁から一塁に転向し、オフにゴールデン・グラブ賞を受賞するなど高い守備力でも存在感を示した。一方でシーズン終盤に腰痛を発症し、侍ジャパンのメンバーに選出されていた第3回「プレミア12」も辞退。球界を代表する大砲にとっては悔しさも残る1年となったが、この療養期間が「ケガの功名となる」との声も出ている。

Gの主砲が間近に迫ったキャンプインに向け、黙々と調整を続けている。岡本は14日にジャイアンツ球場で自主トレを公開。球団施設内にあるラボで軽快なスイングを披露するなど、腰痛からの順調な回復ぶりを見せつけた。

シーズン終了後は腰痛の改善のため療養に努め、昨年末までボールやバットを持たない生活を続けていた。療養期間中は「『バットを振ったらあかん』ってなったら振りたくなるんだな、と。キャッチボールもしたくなったし。それが良かったというわけではないですけど、こういう感覚になるんだというのが分かった」ともどかしさを感じていたことを明かした。

ストイックに自らを追い込む男にとっては、確かに歯がゆい2か月間となった。それは間違いないが、チーム内からはこの療養期間を肯定的に捉える意見も出ている。

チーム関係者の1人は「和真はここ数年、自分自身やチームがいい時悪い時も常にチームの顔として仲間を引っ張ってきた。コロナ禍の影響でオフが短い年もあったし、本当の意味で一息付ける時間が取れたことは彼にとってプラスに作用するはず」と分析。「今季からは主将制度も廃止となり、ここまで担ってきた重責から解放される。本人としては焦る気持ちはあるかもしれないが、稼働し続けてきた体をリフレッシュさせてシーズンに臨める。1年が終わってから『ケガの功名だったな』となればベストだと思う」と岡本を思いやった。

今やチームにとって欠かすことができない主砲は、今年6月に29歳を迎える。将来的にはメジャーへはばたいていく可能性も高いだけに、万全なコンディションでシーズンへ臨むことが何よりの追い風となるはずだ。

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