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【阪神】石井大智がキックトレ公開 ジム代表は素質にゾッコン「世界も夢ではない」

東スポWEB 2025年1月16日 5時4分

問題はない! シーズン50試合登板までなら!――。阪神・石井大智投手(27)が15日に兵庫・西宮市内の「ファイヤーファイターズジム」で自主トレを公開。昨季終了後から取り組んでいるキックボクシングのドリルで約1時間、みっちりと汗を流した。

たかだか1時間余りで蚊トンボを獅子に変える。自主トレとはそういうものだ。集合住宅の屋根裏に設置された簡素なジムは人気格闘漫画「グラップラー刃牙」の世界観そのもの。ミットを叩く乾いた音が軽快に響き続けた。同ジムに通い始めて「まだ4回目」とのことだが、そこは昨季56試合に救援登板し、防御率1・48という出色の数字をマークしたトップアスリート。同ジム代表の金谷英樹氏(38)は「今まで100人以上の生徒を指導してきましたがパワー、スタミナ、瞬発力など全てにおいて一番です」と、その素質を称賛する。

虎随一の筋トレマニア・石井の肉体は「まるで烈海王のようでした」と金谷氏は同漫画に登場する中国拳法の英雄の名を挙げて証言する。何だかそれって〝死亡フラグ〟のような気もするが、巨人戦の際に間違って東京ドームの地下闘技場に迷い込み、二刀流の剣豪と対峙するハメにでもならない限り、まあ大丈夫だろう。

金谷氏によると石井の格闘技のセンスは「間違いなく今からでもプロボクサーになれる。世界も夢ではないほど」とのこと。たとえ片足一本でもラスベガスでミリオンダラーをダースで稼げるレベルだ。「そういえば烈さんのボクシング編ってその後どうなったんやろ? 結構楽しみにしていたのに…」と自主トレに立ち会っていた球団関係者は宙を仰いだ。

「2023年に優勝できたことで『優勝以外は価値がない』ということを知ることができたッッ!。チームの中心選手になりたいッッ!」と力強く語った石井は愛妻の力も借りて「高いレベルの食生活も維持できているッッ!」と胸を張る。「強くなりたくば喰(く)らえ!」と、某最強お父さんの声が聞こえてきたような気もした。

今年もやってくる過酷な143試合の長丁場シーズン。だが石井大智なら一向に構わんッッ!

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