コメンテーターの玉川徹氏が16日、情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演し、タレント・中居正広の女性トラブルを巡ってフジテレビに対して米投資ファンドが第三者委員会設置を要求したことにコメントした。
米投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」とその関連会社が、フジテレビを傘下に置く「フジ・メディア・ホールディングス」の取締役会に対して第三者委員会の設置、事実関係の解明、再発防止策の提示を求めているという。ダルトングループはフジメディアHDの株の7%以上を保有している大株主だ。
調査について玉川氏は「トラブルの相手側に対する二次被害になってしまうことがあるので、我々も慎重に扱ってきた。調査が進んでもすべてが公開されるとは限らないと思う」。一方でコーポレート・ガバナンスの欠陥への指摘については「私が聞いている話でも『経営陣を刷新した方がいいんじゃないか』という指摘も出ていることらしいんですよね。私も取材をしてきてるんですけど、フジテレビの現場からも『コーポレート・ガバナンス機能不全に陥ってる』という声が上がってきてる」と解説した。
さらに玉川氏は、フジテレビには優秀な人材は多いと指摘したうえで「経営陣側の問題であるということであれば、ここを変えていかないと。フジテレビが未来に向かって進んでいく時の障害になるのであれば、変えていかなきゃいけないんじゃないかなと僕は感じている」と述べた。
続けて「今回、外圧ですけど、外圧があったとしてもフジテレビの将来ということを考えるのであれば、これを機として変えなきゃいけないことは変えていくってことが必要なのかもしれません」と話していた。