巨人・伊藤優輔投手(28)が16日、FA移籍した甲斐拓也捕手(32)の人的補償としてソフトバンクに移籍することが決まった。
伊藤は右ひじのトミー・ジョン手術により、育成選手契約だったが、リハビリを乗り越えて昨年7月に支配下登録に復帰。一軍ではリリーフとして8試合に登板し、0勝0敗、防御率1・04をマークした。
球団を介して、伊藤は「4年間という短い間ではありましたが、約2年をリハビリに費やし、本当にたくさんの方々に支えられて去年初めて一軍で投げることができました。今年はさらに飛躍できる年にしようと思っていた矢先の出来事だったので少し驚いてはいるのですが、この4年間のジャイアンツでの経験を糧にしてソフトバンクホークスで活躍し、日本シリーズでジャイアンツと戦えるように頑張っていきたいと思います」とコメントを残した。
一方で阿部監督は「昨年支配下に復帰し、今年の飛躍を期待していた選手の一人でした。気持ちが強い投手ですから、新しい環境に移っても力を発揮してくれると思っています。活躍を期待しています」とエールを送った。