ソフトバンクの牧原大成内野手(32)が16日、福岡県小郡市内で行っている自主トレを公開した。
今年はグアムから始動した牧原大。かつて自身も参加した松田宣浩氏の自主トレが行われていた原点ともいえる場所で体を動かしたことで「例年より早く仕上がってきていると思います」と順調な様子を口にした。
正二塁手確保に照準を合わせた昨年は、4月に右脇腹を痛めたことも影響し78試合の出場にとどまった。自主トレのテーマについては「技術よりも、本当に一年間戦い抜ける体力づくり。今年はそこをもう一回作り直している」とウエイトトレーニングに精力的に励み、ケガしない身体づくりに取り組む。
その一方で、ともに自主トレを行う育成選手へは「もうちょっと貪欲に取り組んでほしい」と物足りなさを口にした。「本当は(自主トレも)自分一人でよかったんですけど僕ももう若くない。そういった思いであったりを残していかなきゃいけない」と育成からはいあがった自身の考えや取り組みを背中で示していく構えだ。
今年で15年目を迎える鷹の背番号8。二塁にはダウンズや川瀬などライバルは多いが「負けるつもりもない。キャンプから焦らずに自分のプレーをやっていけたら」と静かに闘志を燃やした。