ノアの宮脇純太(27)が、柔道男子日本代表の鈴木桂治監督(44)に〝弟子入り〟した。
中学1年から6年間柔道を習っていた宮脇は、16日に鈴木監督のKJA道場(東京・町田)を訪問。2月11日の東京・後楽園ホール大会で開幕する「ジュニアタッグリーグ」に向け、鈴木監督に特訓を申し込んだ。
自身のコスチュームの上に柔道着を身にまとった宮脇は、アテネ五輪男子100キロ超級金メダリストを前に緊張した面持ちであいさつ。相手を背負い投げの要領で抱え上げた状態からパイルドライバーをする必殺技の精度を上げたいと映像を見せるとすぐに特訓が始まった。
映像を見た鈴木監督から背負い投げで持ち上げた時に2回ほど屈伸運動を加えてから相手をマットに叩きつける動作を提案され練習。「より打点も高くなるし、腰の力が入ると威力が高まって効果的な技になると思う」と指導された。
宮脇は鈴木監督の国士舘大の後輩の武井俊裕氏を相手に何度も練習を繰り返し習得。上達速度の早さに驚いた鈴木監督から「あとはもう少しスピードをつけて投げてみよう。肉体的に痛いのはスピードなので」と習い改善を重ねていった。
技を習得した宮脇は最後に自身が考えてきたという3種類の技名から鈴木監督に選んでもらうことに。「オレンジサンシャイン」「プロミネンスバーン」「サンシャインドライバー」から「サンシャインドライバー」が選ばれ決定した。
鈴木監督と武井氏にお礼を伝えた宮脇は「この技を武器に全勝優勝目指して頑張ります。そして柔道というバックグラウンドを生かしてノアの太陽として団体を、ノアジュニアを照らしていきたい」と意気込んだ。
鈴木監督からは「柔道出身で宮脇選手のようなカリスマ性のある方が活躍するとうれしい。強いしかっこいいってことで注目されることも業界にとっていい影響になるので頑張ってください」とエールを送られた。