陸上女子やり投げでパリ五輪金メダルの北口榛花(JAL)は〝心機一転〟で2025年シーズンに挑む。
16日に都内で行われた第73回日本スポーツ賞、第8回日本パラスポーツ賞の表彰式で大賞を獲得。ベージュ系のスーツを身にまとった世界女王は「たくさんの選手が活躍された中、大賞に選んでいただいてとても光栄。スーツの方がたくさんいらっしゃると聞いていて、暗めの色の方が多いかなと思ったので、新年1発目の露出になるのでちょっと明るくした」と声を弾ませた。
パリ五輪で日本中を魅了したが、9月には東京で世界選手権が開催される。年末には髪を切ってショートカットにイメージチェンジ。「ずっと五輪気分でいるわけにはいかない。何か区切りをつける時に美容室に行くことが結構好き。髪型もしっかり変えて、五輪は過去のものだぞと、スッキリするために短くした」と力強く語った。
世界選手権では金メダル&アジア記録の更新が目標。「周りからみると満足のいく年だったんじゃないかなと思われがだが、陸上競技は記録との勝負である。過去の自分を超えられるように」と前だけを見て走り続ける覚悟だ。