タレントの中居正広(52)の女性トラブルでフジテレビが17日、記者会見を開く。焦点は、フジ社員A氏による中居の女性トラブルへの関与の程度、フジ女性アナウンサーの〝献上〟の実態などだ。フジはなぜA氏の関与を完全否定したのか――。
中居は2023年、X子さんと食事した際にトラブルを起こし、解決金を支払ったとされる。この食事会のセッティングに関与したのがフジ幹部A氏だったと昨年12月26日、週刊文春で報じられた。
フジは翌27日、声明で食事会について「当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません。会の存在自体も認識しておらず、当日、突然欠席した事実もございません」と否定。中居も1月9日、声明で女性トラブルを「事実」と認めた上で「このトラブルについては、当事者以外の者の関与といった事実はございません」と指摘した。
ところが、フジを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングスに対し、株式を保有する米投資ファンドのダルトン・インベストメンツと関連会社が書簡を送付し、フジの一連の対応を批判した。16日発売の週刊文春ではフジの女性アナが仮名でA氏に「〝献上〟された」などと訴え、衝撃が広がった。
早々に社員の関与を否定したことでフジに対する批判は一気に高まったのだが、なぜこのような声明を出したのか。フジ局員の話。
「会社側(フジ)はA氏にLINE履歴の提示を求め、精査しました。それをもって、食事会のセッティングに関与していなかったと判断したそうです」
A氏は先月末の〝文春砲〟第1弾まで、余裕が感じられたという。
「文春報道の日、会社内で納会が行われて盛り上がりました。A氏の姿もあったんです。〝渦中の人〟で、納会では大縄跳び対決に参加してはしゃいで楽しんでいたと。若手社員たちからは白い目で見られたそうですが…」(フジ関係者)
A氏が頻繁に飲み会を開いていたことはフジ内で有名だった。
「パリピです。合コンにも呼ばれれば積極的に参加していました」(同)
1月上旬にも普段と変わらない様子が目撃されていた。
「『お騒がせしています!』とネタにしていました」とは前出局員。
その後、新たな文春砲が飛び出し、精神的に参ったという。別の局員は「会見を前に会社側は再度、A氏に事情を聴いたそうです」という。
元国民的アイドルの女性トラブルがお台場にまで波及した。フジは企業としての今後を左右しかねない記者会見でいかに釈明し、世間から納得を得られるか。