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〝ハニトラ〟メンズエステ店の関係者計6人を逮捕 男の下心を刺激する「悪質手口」

東スポWEB 2025年1月17日 6時7分

メンズエステ店で誓約書にサインをさせた上でセラピストに性的行為を持ちかけさせる美人局の手口で現金を脅し取ったとして、警視庁暴力団対策課は16日までに恐喝などの容疑で男3人を再逮捕し、新たに男3人を逮捕した。

容疑者らは昨年5~8月に運営するメンズエステで施術前に「性的行為をしたら罰金を払う」といった趣旨の誓約書にサインさせたうえで、個室でセラピストに性的行為を持ちかけさせていた。客が応じると施術終了後に男性従業員らが「規約違反」などと脅し、罰金を支払うよう要求。男性客3人から計484万5000円を脅し取ったとしている。消費者金融で借り入れさせたほか、監禁して暴行を加えて罰金を払うよう強要していたケースもあったという。

昨年、同様の被害が約180件寄せられており、総額約3700万円にのぼり、同課が関連を調べている。

メンズエステとは個室でセラピストが施術を行ない、リラックス効果が得られることから人気を集めている。店舗によってはセクシーな衣装を着用したセラピストが鼠径部などギリギリの部位をオイルマッサージするため風俗と混同する利用客もいる。

メンズエステ事情に詳しい風俗ライターは「メンズエステ店は過当競争でセラピストの性行為を黙認する店もあります。グレーゾーンなので男性客もそうした行為を期待している部分があり、セラピストから誘われたら、断れないでしょう」と話す。

今回、問題となった店舗は以前から悪評があったようだ。「口コミサイトには以前から『この店はハニートラップ』『ここやめておけ。やからがくる』などの書き込みがありました。それだけ被害者も多いのでしょう」(同)

規約違反という呵責もあり、被害を相談できないケースも考えられる。被害者の数は氷山の一角かもしれない。

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