演歌歌手の島津亜矢がこのほど都内で、俳優の森田健作がパーソナリティーを務めるFM NACK5「青春もぎたて朝一番!」(1月26日、2月2日、午前6時半)とニッポン放送「青春の勲章はくじけない心 新春増刊号」(1月20日、午後6時20分)の収録に参加した。
数多くの歌番組に出演し、いまでは“歌怪獣”との異名を持つ島津。歌怪獣と呼ばれるきっかけは2015年にNHK紅白歌合戦に出演し、その歌唱力にお笑いタレントのマキタスポーツが自身のラジオ番組で「歌怪獣だ」と絶賛したことがきっかけだ。島津は「怪獣ということでイヤだったんじゃないですかと聞かれますが、そんなことないです。本当にうれしかったです。強いイメージがあるし、どんな敵にも向っていく、無敵な感じがあったのでうれしかった」と笑みをみせた。
そんな島津が昨年3月に「アヤ・シマヅ」名義でソウルの女王、アレサ・フランクリンの名曲「Think」で世界デビューを果たした。島津がアレサに出会ったのは2021年に公開されたアレサの生涯を描いた映画「リスペクト」だ。「それまでアレサさんをあまり存じ上げなかったのですけど、その歌声のすばらしさ、生きざまに衝撃を受けた」という。
その数か月後に「アレサさんのカバーアルバムを出してみませんか」という話が舞い込んだ。「うれしかったんですけど、英語がまったく出来なかったし、アルバムだから何曲も歌わないといけないから」と悩んだというが、意を決して承諾。そこから英語のレッスンとレコーディングを重ねて昨年7月にカバーアルバム「AYA’s Soul Searchin’―Aretha Franklin―」が出来上がった。
ファンからはアレサのホームグラウンドであったニューヨークのアポロ・シアターで歌ってほしいという声もあるというが、島津は「わたし飛行機、苦手だから」と冗談交じりに答え「このアルバムは宝物なので、たくさんの方に聞いていただきたいというのが、いまの夢です」と話した。