トランプ米次期大統領は20日の就任式を前に、米俳優のメル・ギブソンとシルベスター・スタローン、ジョン・ボイトをハリウッドの「特別大使」に任命したことを自身のSNSで16日、発表した。
この投稿で初めて任命されたことを知ったギブソンは、米FOXニュースに「正直驚いた」と感想を述べ、ハリウッドは「素晴らしいが、非常に問題の多い場所」だと指摘した。
ギブソンは、「みんなと同じタイミングで投稿を見て、同じように驚いた」とした上で、特別大使の職を拝命すると明言。「国民として自分の義務は、できる限りの支援と見識を提供すること」と続けた。
さらに、「この役職に大使公邸は付いてくるのかな?」とジョークを飛ばした。というのも、マリブにあったギブソンの自宅はロサンゼルスの森林火事で全焼したからだ。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、3人のベテラン俳優を同職に任命すると投稿。3人には大統領任期中、特別大使としてエンターテインメント業界の「目と耳」となることを期待しているとつぶやいた。
その真意についてトランプ氏は、「彼らには私の特使として、過去4年間に外国勢に多くのビジネス機会を奪われてきたハリウッドを、かつてないほど大きく、より良く、より強くするために働いてもらいたい」と説明した。