巨人の阿部慎之助監督(45)が2年連続リーグV、13年ぶり日本一を目指す今季のテーマを「気付き」に決めた。
17日、都内のホテルで行われたスタッフ会議に出席した指揮官は、「『去年のうれしさと悔しさ、最後は悔しさだけが残ったと思いますけど、補強もしっかりできたし、また腕の見せ所だ』というのは言われました」と山口オーナーのコメントを明かすと「また(シーズンが)始まるなというのはひしひしと感じてます」と語った。
指揮官は今年のテーマについて「『気付き』をテーマにっていうことだけ言いました」とキッパリ。理由について「気付きがないと人として成長がないんじゃないかっていうのは自分で考えていて。若い選手をずっと見てきたんだけど気付きが足りないというか。『自分がどうしたらいいか』っていうのも気付かない、気付けない。そういうのも感じたんで。それがテーマです」と説明した。
「気付き」についてはこんなエピソードも語った。「ボールが落ちていても拾わない。無視して行く。そういう小さいことからでも気付いてもらいたいなと。そうすれば自分(の課題に)も気付くはずだから。いろんな気付きって大事だと思う」(阿部監督)。
このテーマをもとにヤングGがどのように成長していくのか注目だ。