俳優の市村正親(75)が17日、東京・日生劇場で行われたミュージカル「ラブ・ネバー・ダイ」の取材会に、歌手で女優の平原綾香(40)らとともに出席した。
同作は「オペラ座の怪人」で知られるアンドリュー・ロイド=ウェバーによる名作。日本では2014年に初演を迎え、今回が再再演となる。
初演から作品に携わり、主人公・ファントムを演じている市村は「役をやることになった時には、1つの運命を感じた。今回がもう最後の気持ちで、1回1回を新鮮に、皆さまにお届けしたい」と意気込んだ。一方、同作の初演でミュージカルデビューを果たした平原は「何もわからない状態で稽古場に行って…市村さんがいらっしゃって、演じることの尊さだったりまなざし、心を伝えていくのかっていうのを舞台上でも教えてもらっているような気がした」と回想し、市村に感謝した。
そんな市村は、平原がミュージカルの世界に足を踏み入れてからずっと、その活躍を見守っているようだ。平原に対し「10年前はひよっこが歩いているみたいな感じがしてかわいかったんですけど、今は成熟な女性としてメロメロでございます」とその成長に言及。平原は目に涙を浮かべてうなずいた。