大宮競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「東日本発祥76周年 倉茂記念杯」は18日、3日目を迎える。西田優大(27=広島)が初めての大宮参戦で激しく躍動している。
オープニングレースは堂々の逃げ切り。二次予選7Rはシード組の森田優弥をまくる金星を挙げて連勝で勝ち上がった。「2日目はバックで仕掛けられず…。気持ちの弱さが出た」と内容には満足していないようだが、重いことで知られる真冬の大宮バンクを「走路が軽く感じる」と言ってのけるあたり、高い適性があるようだ。
先月の高知FⅠ初日に誘導妨害の失格を犯し、2月以降はあっせんがしばらく止まる。「気持ちが一瞬切れかかったけど、1月は走れるので。気合を入れ直して、空いていた期間にしっかり練習していました」。その成果もあって「脚の状態は良いと思う」と好感触を得ている。
記念開催には過去3回出場して、すべて二次予選をクリアしているが「準決勝は今までいいところがない」と大きな壁になっている。「今回はいい内容の走りをするか、結果を出すか。しっかりアピールできるように」と腕をぶす。