ソフトバンク・小久保裕紀監督(53)が17日、甲斐拓也捕手(32)の人的補償として巨人から獲得した伊藤優輔投手(28)について語った。
小久保監督は筑後の二軍施設で新入団選手を視察した。16日に人的補償で伊藤を獲得したことについて聞かれると「ジャイアンツでも今年かなり期待されていた、競争枠に入れたい投手という話だった。先発でやってもらうつもりで獲得している」と28歳右腕に期待をかけた。
チームは上沢、上茶谷、浜口と続けて先発候補を補強。それでも指揮官は倉野投手コーチと話し合いをした上で「先発できそうな選手がいれば」と新たな先発候補を求めた。
「先発とイニングまたぎができるロング。そこが補強ポイントだと思っていた。十分競争してもらえる環境が整ったと思います」と4人のローテーション入り候補が加わった今オフの戦力補強に、一定の手応えを口にした。
「(伊藤にとっては)チャンスですよね」と語った指揮官。その言葉通り、右腕は新天地で飛躍となるだろうか。