お笑いコンビ「メッセンジャー」黒田有が１７日、ＭＢＳテレビ「よんチャンＴＶ」に出演。フジテレビの港浩一社長が中居正広の女性トラブルに同局の社員が関与していたなど報道されたことを巡り、この日行った記者会見についてコメントした。
港社長は中居と女性とのトラブルは発生直後の２０２３年６月に把握していたと明かし、「会社としては極めて秘匿性の高い事案として」対応してきたと説明。だが、週刊誌報道を受けて「今となっては、対応が適切だったのかどうかと思うところもあります」と述べた。
黒田は「女性のことを配慮して公にしなかったと言っているんですけど、じゃあその時点で女性が納得してた場合、そういう話（週刊誌報道）にはならないわけであって、多分そういうふうに〝導いて〟しまったんじゃないかなって」と推測。
続いて「ある意味圧力という言葉があってるのか分かりませんけど、報道によるとフジテレビに関係する女性という話でしょ。その中でこれで丸く収まってると思ってたというのが、２０２３年。今になってこれが出るということはまったく納得してなかったわけであって、話し合いがなされたということ自体もどこまでなされたのか？ 女性への配慮の仕方は本当に同意のもとでその道を選んだのか？というのは、ちょっと分からない」と顔をしかめた。
また、フジは昨年末に「当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません」などとコメントを発表。これについて聞き取り調査や通信履歴などの調査にもとづくものと説明した。
黒田は「聞き取りで言うと、やったやってないで『やってない』と言ったらそれを信じるしかないわけでしょ。それをもっと深く突き詰めないと。話は別かもしれないけど、例えば殺人犯とかが警察に調べられたときに『やってない』ってまず言うことってあるじゃないですか。でも、蓋開けてみたらやってたことってあるでしょ」と指摘。
続いて「結局、社員が言うてることだけを信用して弁護してるのならば（問題だ）。もっと深く追及しなければ分からないことを、（１２月）２７日のコメントで『関与していない』と言い切ってしまっていいのか？というのが、皆さん疑問に思っているところじゃないか」と複雑な表情を見せた。