都議会自民党の政治資金パーティー収入の不記載問題をめぐり、東京地裁特捜部が会計担当職員を略式起訴したことを受け、小松大祐幹事長が17日に都庁で会見を行い、政治団体として解散することを表明した。
会見の冒頭で「代表者として、政治団体都議会自由民主党を解散することを決めました」と表明。「我々、所属議員一堂このずさんな政治資金管理を永久に排除することをお誓い申し上げ、政治への信頼回復に全力で取り組んで参ります」と決意を語った。
近日中に政治資金収支報告書を訂正し、改めて記載していなかった都議の指名などを公表すると説明した。しかし、記者との質疑応答で、不記載の開始時期や指示などについて追及されると「確認は取れておりません」と明言はなかった。
また、自身の記憶を問われると小松幹事長は「(ノルマ超過分の説明は)私に記憶がない。何人かの議員にも説明や指導があったか聞きましたけど、明確にこういう指導があったとか、こういう資料を渡されたという人間はおりませんでした」と述べた。
異例となる午後10時からスタートした会見は2時間に及んだが、核心に迫ることはなかった。