ムキムキ化で一軍定着や! 阪神・門別啓人投手(20)が17日に兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で自主トレを行い、ランニングメニューなどでみっちりと汗を流した。
昨年12月下旬から地元・北海道に戻ってトレーニングを重ね、前日16日から鳴尾浜での練習を再開させた左腕。地元では成人式にも参加したといい「めっちゃ懐かしかったです。中学校ぶりでしたし、ほぼ顔見知りみたいな感じだったので」と笑顔で明かしつつ「今は普段のシーズン中より強度を上げてやってるという感じです。走り込んだ方が調子がいいので多めに走っています」と話した。
プロ3年目を迎える今オフは昨季と比べてランニングの量を増やしただけでなく、ウエートトレーニングにもガッツリと取り組んでいるという。86キロの体重に変化はないものの、体はさらにガッチリとし、筋肉量も増えているようだ。
しかも2年前の入団時と比べると、ベンチプレスで持ち上げられる重さが40キロも増加。大幅なパワーアップに成功し「1回だけだったら、100キロ上げられるようになりました。入団当初は60キロが限界だったので。それと比べたら、上がってきたなと思います」とうなずいた。
昨春の沖縄キャンプから一軍メンバーに抜てきされ、高卒2年目の〝秘蔵っ子左腕〟として注目を集めた一方で、シーズンは5試合の登板で0勝2敗、防御率4・50の成績に終わった。
今季は念願の初白星、さらには一軍定着をつかむためにも、己の体をじっくりと鍛え上げる。