女子プロレス「マリーゴールド」の山岡聖怜(せり=18)が、5月に引退を控える自称〝女子プロレス界の人間国宝〟高橋奈七永(46)への〝親孝行〟を宣言した。
3日の大田区大会でMIRAIを相手にデビューしたスーパールーキーは、19日の東京・後楽園ホール大会で高橋とのタッグでツインスター王座に挑戦する。9日の調印式では王者組のボジラ&タンクにボディースラムで床に叩きつけられ悔しい思いをしたが、気合十分の聖怜は「絶対に奈七永さんとベルト巻きます! 相手は超強敵ですけど負けるつもりは一切ないので」と力強く語った。
デビュー戦は15分ドローとなったが、延長戦を要求。試合には敗れたものの、元スターダムのワンダー王者を相手に22分14秒の激闘を戦い抜き、特大のインパクトを残した。自身のデビュー戦を振り返り「思ってたより動けなかったし、負けたことが悔しくて、大会後の打ち上げでジュリアさんに『試合よかったよ』って言ってもらったのに、延々と泣いてました。デビュー戦の悔しさを晴らすためにも、後楽園でボジラとタンクをジャーマンで投げ飛ばしてやります」。
タッグを組む高橋には、デビュー前から練習を見てもらってきた恩がある。「奈七永さんはいつも面倒を見てもらっていて、お母さんみたいな存在。試合で横にいてくださるだけで安心するんです。なので、ベルトを取って親孝行したい」と誓った。
また、現在団体ではGHC王者の天麗皇希を始め4選手が負傷欠場中。団体の危機について聖怜は「先輩たちがケガで欠場して団体としてはピンチだけど、私個人にとってはチャンスだとも思うので。奈七永さんの横でベルトを巻いて、先輩たちの分も私がマリーゴールドを面白くします!」と言い切った。
スーパールーキーの動向から目が離せない。