元MMAファイターで俳優の石井慧(38)が、敗血症から再起の一歩を歩むも、思わぬ事態で予定変更になったことを告白した。
石井は昨年8月に感染症による敗血症を患い、2週間の間に3回の手術を受けた。その後11月にも手術を受けて少しずつ回復してきたものの、右上半身にまひの後遺症が残ったことを明かしていた。年が明けて久々の電話取材に応じた石井は「どうも、清須市のチエです。タドコロが名古屋に来れないので私が代わりにイシイのマネジャーをしています」と相変わらずよく分からないことを口走る。これを無視して病状を聞くと「良くはなってますけど、どえりゃーゆっくりっていうか。まだしびれが残っている状態ですね」と嘆いた。
それでも回復を待っていられないことから活動再開を決断し、年明けに米ロサンゼルスに飛んだ。「大事な仕事の打ち合わせもあったし、バニラ農園の手伝いがあったので」と説明。バニラ農園は手伝いながらいずれ自分でも作りたいとして「バニラ農園ってすごくもうかるんです。日本でもよく言うでしょ。『バーニラ、バニラ、高収入!』って。だから篠原信一のブルーベリーに続いて石井のバニラをやろうと思ってます」と力を込めた。
だがロサンゼルスに渡った理由のもう一つの仕事が滞っているという。「まだ言えない大事な仕事の打ち合わせが、本当は今週あるはずだったんです。それが、例の山火事で1週間延期になっちゃって…」。現在ロサンゼルスで発生している大規模な山火事の影響で、再起の一歩目が踏み出せずにいるというのだ。石井は現地の市民生活を「みんな普通に生活してますけどね。ただ、この時期は風が強いから…。僕の仕事の予定は1週間程度なんで構わないですけど、被害がこれ以上拡大しないことを心から祈ってます」とした。
最後に「僕はなんで行く先々で何かしらこうトラブルが起きるんだろう…。でもまあ、延期になった〝仕事〟が明かせるタイミングが来たらまたお話ししますよ」と明るく語り、取材を終了した。まさかのトラブルに出ばなをくじかれた格好だが、不屈の男はここからどんな再起を見せるだろうか。