ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指すロッテの佐々木朗希投手(23)にとってのファイナリストは、パドレスが二人の国際アマチュア選手と合わせて300万ドル前後の契約を最終調整中との報道を受け、本命ドジャースとブルージェイズの2球団に絞られたとの見方が広まっている。
一方、ブルージェイズは17日(日本時間18日)、ガーディアンズからマイルズ・ストロー外野手(30)と現金、そして2025年度の国際ボーナス・プール枠を獲得したと発表した。これを受け、米スポーツサイト、アスレチックのケン・ローゼンタール記者は自身のX(旧ツイッター)で「佐々木の決断が迫る中、ブルージェイズは200万ドルのボーナスプールを追加し、総額は826万ドルに。まだまだ追加可能で、最大で1000万ドルをわずかに上回る(ことが可能)」と投稿した。
一方、トロント・サン紙(電子版)は同日、「ブルージェイズは、国際ボーナスプールのスペースを獲得するためのトレードで佐々木朗希の獲得に近づいているのか?」と問いかけ「これは、毎年恒例オフシーズンのワールドシリーズ、トロント・ブルージェイズ対ロサンゼルス・ドジャースのようなもの」と、昨オフ、FAだった大谷翔平投手(30)の獲得を巡り最後の一騎打ちで敗れた苦い出来事を振り返るなど、楽観的には捉えていない。
だが「パドレスが佐々木の獲得競争から脱退したかどうか、まだ正式には発表していない」とした上で「これは明らかに、球団がまだこの若い日本人投手を獲得できる見込みがあることを示唆している」「この進展は、佐々木が決断を下したことを意味するものではないが、彼がトロントを選ぶ場合に備え、ブルージェイズの準備ができていることを意味している」と期待を寄せた。