ロッテ・佐々木朗希投手(23)が、ドジャースとポスティングシステムで契約合意に達したと18日、自身のインスタグラムで発表した。「ロサンゼルスドジャースとマイナー契約を結ばせていただくことになりました」とドジャースの帽子の写真を添えて、移籍先を報告した。
20球団が名乗りを上げた〝令和の怪物〟争奪戦は大本命に落ち着いた。昨年12月10日から45日間の交渉期間が始まり、ヤンキース、メッツ、カブスなど少なくとも7球団と面談。その後ドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団に絞られていたが、佐々木は昨春のWBCで共闘した大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)の同僚となる決断を下した。
「とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるように頑張ります。入団会見では、ここまで支えて頂いた全ての皆さまに感謝しながら、ドジャースのユニフォームに袖を通したいと思います」とつづった。
最速165キロを誇る佐々木は、プロ5年目を終えた昨年11月にロッテがポスティングでの移籍容認を発表。25歳未満のドラフト対象外の外国人選手はメジャー契約を結べないため、マイナー契約でのスタートとなる。
佐々木は大船渡高(岩手)から2020年にドラフト1位で入団。22年4月に史上最年少の20歳5か月で完全試合を達成した。24年シーズンは10勝5敗、防御率2・35で自身初の2桁勝利を挙げた。
新天地となるドジャースは昨季4年ぶりにワールドシリーズを制覇。今季は23年9月の右ヒジ手術から2年ぶりに投手復帰する大谷、そしてメジャー1年目の昨季7勝(2敗)をマークした山本と夢の〝侍三本柱〟が形成される。
佐々木の投稿にはチームメートとなる山本、ブレイク・スネル投手(32)らが「いいね!」を押して歓迎。大谷の「50―50」で沸いたロサンゼルスが、さらに熱くなりそうだ。