史上初となる兄弟同士の戦いが実現か。全日本プロレス18日の新宿大会で、青柳兄弟(優馬=29、亮生=25)が斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ=38)の持つ世界タッグ王座への挑戦を表明した。
青柳兄弟と斉藤ブラザーズはこの日、兄同士の優馬、ジュン組と弟同士の亮生、レイ組に別れて対戦。序盤から両軍ともに、妙に息の合うコンビネーションを披露する。斉藤ブラザーズが激しい肉弾戦を見せれば、青柳兄弟は亮生が華麗な空中技で優馬を追い込むなど、会場を大いに沸かせた。
終盤、場外で斉藤ブラザーズがやりあっている間に、リングは青柳兄弟対決に。最後は優馬が亮生を必殺のTHE FOOLで沈めて「お兄ちゃんチーム」が勝利を飾った。
すると試合後、マイクを持った優馬が「斉藤ブラザーズ! いいベルトを持っているじゃないか。チャンピオンがブラザーズなら、チャレンジャーもブラザーズでいいだろ!」と兄弟での王座挑戦を表明。これにレイが「青柳兄弟…、いや青柳ブラザーズ、おもしれえじゃねえか。初の兄弟同士の世界タッグ戦をやってやる。いつでもやってやるぜ。楽しみにしていろ!」と応じて王座戦が決定的になった。
優馬は「全日本には、俺たち青柳ブラザーズもいるんだ。ウチの弟が長いこと欠場していたせいで、ブラザーズのアイデンティティーが取られてしまった。だが、全日本の兄弟といえば、元はといえば青柳兄弟が先だったんだ!!」と力説。
そして「俺たちが第100代王者になる!」と叫ぶと、亮生も「100代!!」と高らかに叫んでいた。