全日本プロレス18日の新宿大会で、世界ジュニア王者の〝ミスター斉藤〟土井成樹(44)とMUSASHI(34)が激しく火花を散らした。
26日の千葉・幕張メッセ国際展示場大会でベルトをかけて戦う2人はこの日の6人タッグ戦で激突。土井は大森北斗&愛澤No.1と、MUSASHIは吉岡世起&立花誠吾と組んで対戦した。試合はバラエティに富んだ展開になったが、王座戦を控える土井とMUSASHIが向き合うと白熱の攻防に。チョップの打ち合いなど、共に譲らず高速の攻防で観客を大いに沸かせた。
試合は6人の混戦になったが、最後はMUSASHIが愛澤を二天一流で叩きつけて3カウントを奪った。フォールを聞きながら鋭い眼光を土井に送っていたMUSASHIは「私、世界ジュニアに挑戦いたします。土井成樹に昨年8月のリベンジです。今度こそベルトを巻いて、全日ジュニアにMUSASHIがいることを証明して、全日ジュニアの先頭をMUSASHIが突っ走ります!」と宣言して歓声を浴びた。
一方、土井はこの日の大会が「ファン感謝デー」と銘打たれていたことを受けて「ホンマのファン感謝デーは26日や! そこで俺が世界ジュニアを防衛するから、お前らが俺に感謝しろ!」と鼻息を荒くした。