阪神のドラフト４位ルーキー・町田隼乙捕手（２１＝ＢＣ埼玉）が、１８日に兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で行われた新人合同自主トレに参加。この日は、コーチとして招かれた１１０メートル障害の元日本記録保持者の谷川聡氏（５２）指導の下、１時間半のトレーニングに取り組むなど、約４時間半汗を流した。
町田にとって本格的な走塁や盗塁に特化したトレーニングを受けるのは初めてだったといい、新たな発見もあった様子。「走る時にヒザを上げるんじゃなくて、下げる方に意識を向けてやってという話があって。それ意識したら違う動きになったので、これも野球につなげられるんじゃないかなと思いました」。
身長１８６センチ、体重８８キロと大柄ながら〝動ける〟ことを武器としているドラ４ルーキー。走塁により磨きがかかれば、走れる捕手としてアピールできるだけに「今日のことをやってもっと走れるようにしていきたいですし、（走れることが）武器になると思うので、いつでも走れるるように準備したいです」と言葉に力を込めた。
谷川氏も「体が大きい子は、小学校高学年で身長がグッと伸びた時に動きがおかしくなって、連携してバタバタする。『これまでこんな走り方をしたことない』と言っていたので、伸びしろがあると思います」と力説。
町田も「自分の伸びしろだと思っていっぱい練習したいです」とし、「まずは本塁打優先ですけど、１年間しっかり試合に出られるようになって、盗塁も頑張りたいです」と意気込んでいた。