女子プロレス「マリーゴールド」に突如現れた悪のマネージャー・メガトンが、ワールド王者の林下詩美(26)に格の違いを見せつけられた。
3日の大田区大会で〝大怪獣〟ボジラ&〝大恐竜〟タンクのマネジャーとして姿を現わしたメガトン。金髪の前髪をワックスで固め、頬には紫のペイントをしているのが特徴だ。
13日の名古屋大会で行われたワールド王座戦後、タンクを破った詩美に敵討ちのシングルを要求。19日の東京・後楽園ホール大会で初シングルで激突した。チェーンを首に巻き入場したメガトンはゴングが鳴るとマイクを持ち「全世界の林下詩美ファンの皆さんお待たせしました。今日はメガトン一人でお前をぶっ潰す! 次は赤いベルトだ」と宣戦布告。
モンゴリアンチョップのようなメガトンチョップを炸裂すると、まさかの「大メガトンコール」が巻き起こった。さらに場外に詩美を誘導し、チェーンで首を絞め上げ「がおー!」と威嚇した。リングに戻るとメガトンプレス(ボディープレス)を見舞ったメガトンだったが、詩美にはめられロープを走らされると息切れになり大ピンチ。最後はコウモリ吊り落としで3カウントを献上した。
わずか5分30秒でワールド王者に完敗を喫したメガトンだったが、詩美から「お前は誰だ! お前みたいな練習生は知らなかった。いつからいたんだ。お前とはこの赤いベルトをかけて…やるわけねえだろ! せいぜいもっと練習することだな!」と吐き捨てられると唇をかみ締めた。それでもメガトンは「この借りはボジラとタンクがツインスター防衛したら…。詩美…夜道には気をつけろよ!」と警告しリングを後にした。
試合後に取材に応じたメガトンは自身がメガトン星出身であることを明かし、必殺技のメガトンプレスは頭上で三角のマークをつくった時に宇宙と交信をしているという。囚人服を着用していることからメガトン星で大罪を犯したに違いないと察し、理由を問うと「他人の食べ物を勝手に食べてメガトン星を追放されてしまったんだよ…。この星に降り立った時は裸だったから目の前にあった服を着ただけ」と説明し去っていった。
謎のメガトン宇宙人?から目が離せない。