ドジャースへの入団が決まった佐々木朗希投手(23)の周辺が騒がしい。
ロッテからポスティングシステムでMLB移籍を目指した令和の怪物を巡っては、20球団が獲得に名乗りを上げ、最後はパドレス、ブルージェイズの3球団に絞った中から大谷や山本が在籍するドジャースを選択した。ドジャースはかねて「大本命」とされ、移籍交渉前から何度も「密約説」が米メディアに報じられてきた。
昨季、4年ぶりにワールドシリーズ優勝を果たした地元のロサンゼルスは〝大物〟の加入にお祭り騒ぎ。米報道が二転三転しながら、結果的に大方の予想通りの結末となり、ますます疑惑の目を向けられかねない状況となっている。
だが、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者は、MLB関係者の話として「MLBは佐々木との契約を承認する前に『規約が守られていることを確認する』ために調査を行った」という。そして「多数の関係者」に対して聞き取りを実施したものの「ウワサを立証する証拠は見つからなかった」と伝えた。
すでにMLB側は調査を終えているというが、大谷や山本など毎オフのように大物を獲得するドジャースへの逆風は強まるばかりで、簡単に収まることはなさそうだ。