日本卓球協会は19日、都内で会見を行い、男女代表監督を発表。男子は岸川聖也氏(37)、女子は中沢鋭氏(45)が新たな指揮官に就任した。
男子の岸川新監督は15歳からドイツでプレー。2012年ロンドン五輪ではシングルスでベスト8入りを果たすなど、国際舞台で輝かしい成績を残した。引退後は指導者に転身し、ナショナルチームのコーチなどを務めていた。「男子は前回の(24年)パリ五輪で(団体、シングルスともに)メダルを逃しているので、次の(28年)ロサンゼルス五輪ではメダルを目指したい。世界卓球でも多くメダルを獲得できるように、特にシングルスでもメダルを目指したい」と決意を述べた。
女子の中沢新監督は中国で選手として活躍後、コーチとして来日。中・高生時代の石川佳純氏を指導し、JOCエリートアカデミーでは平野美宇(木下グループ)などを育てるなど、豊富な指導経験を持つ。女子はパリ五輪団体で銀メダル、シングルスでも早田ひな(日本生命)が銅メダルを獲得した。ロサンゼルス五輪の団体金メダルをを見据える上で「これまでの監督が築いた経験を継承して、さらに強いチームをつくり上げたい。次世代への強化もしっかりやっていきたい」と意気込んだ。