全国都道府県対抗男子駅伝(19日、広島市平和記念公園前発着=7区間48キロ)で、和歌山の若林宏樹(青学大4年)が競技生活ラスト駅伝を駆け抜けた。
2日に行われた第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の往路5区では区間新記録を樹立。1万メートルの自己ベストも27分台と学生トップクラスのランナーだが、大学卒業と同時に競技を引退する。箱根駅伝後には瀬古利彦氏からは「もったいないよ!」と声を掛けられたが、今春からは日本生命保険相互会社で社会人生活をスタートさせる。
この日は故郷・和歌山の一員として3区(8・5キロ)で出走。12人抜きの区間4位タイで駆け抜けた。レース後には「沿道からのたくさんの応援が心強くて、愛されているなと感じた。自己ベストには届かなかったが、力通りの走りができた」と晴れやかな表情を浮かべた。
若林の力走には多くのファンが反応。「若林くんラスト駅伝12人抜きさすが」「ラストラン見れてよかった」「若林くん、全国区で駅伝走ってる姿見れるのコレで最後か。区間4位タイは立派すぎる」「若林くんラスト駅伝、広島でむかえてくれるのうれしいなあ」などの声が上がっている。