スペイン1部バルセロナで10番を背負うFWアンス・ファティ(22)が〝居座り〟を決め手込んだようだ。
イングランド・プレミアリーグのブライトンで1シーズンを過ごした後、今季はバルセロナに復帰したが、ほとんど出番がない状況だ。スペインメディア「エル・ナシオナル」によると、ハンジ・フリック監督は、構想外扱いとしているという。
となれば、出場機会を求めて移籍を選ぶことも考えられるが、同メディアによると、クラブ側から移籍を勧められているにもかかわらず、離れるつもりはないという。主な理由は年俸だ。
ファティは、日本円にして約20億円の年俸とされているが、同じ待遇で迎えてくれるクラブはないに等しいため、大幅な給与削減を受け入れるしかない。そのため、たとえ出場できなくても収入を確保したい意向があるようなのだ。
これはバルセロナにとって頭痛のタネ。補強にするにしても年俸枠を空ける必要があるため、ファティを放出したい事情があるからだ。本人にとっても、2027年6月30日まで契約を残すとはいえ、このままではいいはずがない。そろそろ決断が求められそうだ。