「モーニング娘。」の元メンバーで歌手・タレントの道重さゆみ(35)が19日、今夏で芸能活動を終了すると発表した。
所属事務所の公式サイトで道重は「私、道重さゆみは、今年の夏に開催予定のコンサートツアーをもって活動の全てを終了いたします」と報告。「突然のご報告に驚かせてしまっているかと思います。ごめんなさい」と謝罪した。
ライブをしている時間が楽しく、幸せを感じた一方で、ステージを降りると不安感や恐怖心に悩まされたという。2023年12月には「強迫性障害」と診断されたことを公表し活動を制限してきた。道重は「その制限している仕事をいつまでも再開する事ができない今の自分へのもどかしさもある中、今まで出来てた仕事の中に、もうできないかもしれないと思う事も増えてきました。そんな中で活動を続けていくのは、難しい、限界だな、と感じるようになり、会社にもその都度、相談させていただいていました。そして、今回、この決断をさせていただきました」と説明する。
この日は、芸能生活22周年となる記念の日だ。「私のそばにはいつも、ファンの方がいてくれました。心から、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます」とファンに感謝を告げた。「皆さんに会えなくなるのは寂しい、皆さんに寂しい思いをさせてしまう、それは休業を経験した私が1番分かっているはずなのに、この選択になってしまったこと、ごめんなさい」と思いをつづると「夏のコンサートツアーまで約半年、今、私にできることを精一杯し、感謝の気持ちを届けたいと思っています」と決意。「そして、勝手ではありますが、大好きなファンの皆さんとたくさん笑い、楽しく過ごしたいです。最後まで、どうか、宜しくお願い致します」と呼びかけた。
道重は03年に第6期生としてモーニング娘。に加入。第8代目リーダーを務めた。14年に同グループを卒業。