2年連続のワールドシリーズ優勝に向けて補強を続けるドジャースが、他球団のファンからますますひんしゅくを買っている。
ヤンキースからFAとなったソト(現メッツ)こそ逃したが、再契約交渉が長引いたT・ヘルナンデスを残留させ、サイ・ヤング賞を2度獲得したスネルらの獲得に成功した。そして20球団が名乗りを上げた佐々木朗希(23)との交渉をまとめ、18日(日本時間19日)には南スーダン出身の右腕、ジョセフ・デング投手(17)とマイナー契約を締結。同国では初のプロ野球選手誕生となったが、佐々木に続いて青田刈りにも映る有望株の獲得が物議を醸しているという。
米メディア「トータル・スポーツ」は「ドジャースが初の南スーダン人選手と契約し、MLBファンのフラストレーションはピークに達した」としてファンの声を次々と紹介。そこでは「彼らは野球を台なしにしている」「なんてこった!」「今度はアフリカ市場を追い詰めるつもりなのか…」「MLBはストップをかける必要がある」「大谷にはどれだけの助けが必要なのか?」など不満や皮肉が渦巻いている。
同メディアはデングの獲得について「将来の展望の扉が開いた」と南スーダンに差し込んだ光を認めつつ「この球団の市場拡大は止めようがない」と伝えた。