大相撲初場所8日目(19日、東京・両国国技館)、幕内北の若(24=八角)が幕内尊富士(25=伊勢ヶ浜)に押し倒されて4敗目。この取組で右足を骨折し、9日目(20日)から休場する見通しとなった。
北の若は尊富士に押し込まれると、崩れるように土俵下へ転落。痛みに悶絶して動けなくなり、車いすに乗せられて運ばれた。対戦相手の尊富士が自ら土俵から下りて、そばで心配そうに見つめる場面もあった。
北の若は国技館内の相撲診療所で診察を受け、骨折が判明。師匠の八角理事長(元横綱北勝海)は「骨折だった。下がった時に(右足が)俵の上に乗った」と説明。「下がってはいけないということ。ケガをしない相撲を考えないと。これも勉強」とケガの要因を指摘した。