女子プロレス「スターダム」の極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」が、旗揚げ14周年記念興行(23日、新木場1stRING)のボイコットを予告した。
スターダムは2011年1月23日に旗揚げ。団体が誕生した新木場で興行を行うのは21年3月13日以来約4年ぶりだ。
同大会では17日の愛媛大会で開幕した「新春ユニット対抗リーグ戦」の決勝戦を開催予定。19日の大阪大会では同リーグ戦のブルーブロック最終公式戦が行われ、ここまで勝ち点2のヘイトは勝ち点3の中野たむ率いる「コズミック・エンジェルズCA」と激突した。
試合は30分3本勝負の6人タッグマッチで行われ、勝ちは2点、負けは0点、あらゆる引き分けは1点となり、リーグ戦の合計勝ち点で順位が決定。この日の試合でヘイトは2勝1敗で勝ち点を6に伸ばしたが、既に公式戦を終えたネオジェネシスが勝ち点7を獲得していたため決勝進出には至らなかった。
これにヘイトのリーダー・刀羅ナツコはすっかりをやる気をなくした様子。本部席に座っていた岡田太郎社長に向かって「おい岡田、この決勝戦は新木場でやるんだろ? じゃあうちら新木場出ねえわ。別にもう関係ねえし、旗揚げが何周年かも知らねえ。クソくらえだそんなもん!」と吐き捨てた。
すると渡辺桃も「私も旅行の予定でも立てようかな…なあフキゲン?」と便乗。フキゲンです★も「デース!」と不敵な笑みを浮かべた。
バックステージではワールド王者の上谷沙弥が「ユニット対抗リーグ戦なんてもともとやる気なんて一切なかったし、出ても出なくてもヘイトが一番最高で最強なユニットってことには変わりないから。新木場はお休み!」と宣言し控室へ消えていった。
旗揚げ記念興行に団体最高峰王者が出場しないというまさかの事態が浮上。14周年を迎えるスターダムに不穏な空気が漂っている。