新日本プロレス19日の佐倉大会で、内藤哲也(42)、高橋ヒロム(35)組が天山広吉(53)、小島聡(54)の「テンコジ」に完勝を収めた。
内藤&ヒロムの師弟タッグは2月11日大阪大会でIWGPタッグ王者のヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)に挑戦する。米国・AEWに流出中の至宝奪回がかかる次期シリーズ(22日、後楽園で開幕)では前哨戦が組まれないため、タッグでの戦いでチームの完成度を上げていくことがテーマとなりそうだ。
IWGPタッグ王座6度戴冠の実績を持つ名チームを相手に、内藤とヒロムは天山の代名詞モンゴリアンチョップを駆使して挑発。さらにヒロムが小島にTIME BOMBⅠ・Ⅴをさく裂させて勝負に出た。
合体式スイングDDTを阻止されると、ヒロムがテンコジカッターを浴びて劣勢に。小島とのラリアート相打ちでダウンを喫し窮地に陥ったが、ラリアートを回避すると内藤がエルボーからの延髄斬りでアシスト。最後は名も無きヒロムロールPART2で3カウントを奪ってみせた。
内藤は「全盛期に比べたら力は落ちてしまったかもしれない。でも俺はテンコジが大活躍している時代をテレビで見ていたんでね。こうして対戦できてうれしいよ。とはいえ今シリーズの最終戦、IWGPタッグに挑戦するんでね。そこまでは負けられないね」とキッパリ。ヒロムも「確かに時代は感じる。時代には逆らえない。時間っていうのは恐ろしいと思う。でもあのテンコジから勝ったんだ。これは自信をもったよ。この勝利は最高にこっちの気分を上げてくれた。俺と内藤さんは元天山さんの付け人だからな、何でも知ってるよ」とベルト奪取へ自信を深めていた。