F1レーシングブルズの角田裕毅(24)の来季去就を、重鎮がズバリ指摘した。
角田は昨季の活躍で評価が急上昇し、親チームのレッドブルでセルジオ・ペレスの不振を受けて更迭論が高まった際には後任候補に浮上。だが待望論にもかかわらず、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は角田の昇格に消極的で、最終的に実績不足のリアム・ローソンがレッドブルのシートを獲得した。
角田の契約は今季限りで、シーズン終了後の退団が既定路線。去就問題が注目される中で、欧米のスポーツを扱う国際メディア「スポーツラッシュ」は「『おそらくリザーブドライバーになる』…レッドブルの無視で角田裕毅にとって最悪の日々が予想される」と題して、今後を特集した。
ウィリアムズのスポンサーシップマネジャーや、フェラーリ英国拠点のゼネラルマネジャーなど名門の要職を歴任し、著名評論家として活動するピーター・ウインザー氏が「キャメロンズ・ユーチューブチャンネル」に出演。角田の去就について取り上げて「彼は恐らく、アストンマーティンのリザーブドライバーになるだろう」との見解を示した。
アストンマーティンは2026年からホンダとタッグを組む。長年ホンダが角田を支援していることから移籍先の有力候補とささやかれているが、レジェンドのフェルナンド・アロンソとオーナーの愛息であるランス・ストロールがともに複数年契約を結んでおり、来季のシートが空く可能性は低い。他チームも現状で枠は埋まっており、来季からスタートするアストンマーティン・ホンダでまずはリザーブを務めるのが現実的な選択肢というわけだ。
角田はF1ドライバーの地位を守れるか。