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【阪神】青柳晃洋の〝滑り込み〟マイナー契約が「予備軍」の心に火をつける

東スポWEB 2025年1月20日 6時2分

変則右腕の〝滑り込み〟が予備軍に火をつける!? 阪神・青柳晃洋投手(31)が交渉期限寸前でフィリーズとマイナー契約を結んだ。

昨年12月4日にポスティング申請したものの進展が見られないまま年を越し、ついには交渉期限の「1・18」を迎えた。そしてタイムリミットの日本時間午前7時が刻一刻と迫った中、期限の1~2時間前にギリギリで合意し、招待選手としてキャンプに参加することも決まった。

ドラマチックな夢舞台挑戦にチームメートも沸いている。19日に兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場でトレーニングを行った石井大智投手(27)は「本当に決まってよかったです。ここから大変なこともあると思いますが、頑張ってほしいですね」とエール。推定年俸2億1000万円から大幅な減額が見込まれても夢を追いかけた先輩の決断に「ご家族がいて、いろんなことの中からその選択をしたっていうことは、すごいことだと思います」と率直な思いも明かした。

青柳はドラフト下位の5位入団で海を渡る。石井自身も秋田高専時代に一度は就職活動を行ったものの、四国IL・高知に入団。その後、NPB初の高専卒選手となっただけに「人生は一度きり。自分も高専から来ているんで。そういうところは、すごく感じるものがありますね」と思いをはせた。

チーム内では昨年末の契約更改で才木や佐藤輝が球団に対し、数年後のメジャー挑戦の意向を伝えている。昨年の国際大会「プレミア12」で4番に座った森下もMLBへの夢を語るなど、メジャーへの憧れを口にする選手が少なくない。たとえ締め切り直前の契約合意でも、米球界挑戦への切符をつかみ取った青柳の姿は、熱い思いを抱く若虎たちの心に火をつけるかもしれない。

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