〝××スタイル〟こと中嶋勝彦(36)の〝プロレス参戦〟にGLEATが揺れている。
昨年7月からの参戦当初から「LIDET UWF」の試合出場に限られていた中嶋だが、昨年末から団体が方針を転換し、プロレスルール「Gプロレスリング(Gプロ)」にも出場。19日の新木場大会でもGプロのタッグ戦で活躍した。ところが、この決定の裏では選手からの不満が噴出しているという。GLEATのある関係者はこう声を潜める。
「もともとみんながバスなのに彼だけ新幹線移動だったり、彼だけホテルが用意されていたりといった〝待遇の違い〟で不満がくすぶっていたんです。そこに、団体の規模に合う経営をすべく『所属選手で今後のGLEATを作っていこう』という方針を掲げた途端のGプロ参戦でしたから…」
この状況について団体を率いる鈴木裕之社長を直撃。すると選手の不満は把握済みとしつつ、中嶋のGプロへの参戦を「去年、中嶋選手が頑張って話題も作ってくれたおかげで『LIDET UWF』を多くの方に知ってもらえましたから。その力をもっと生かしてもらうべく、Gプロにも上がってもらうことにしました」と説明した。
その上で選手たちの反応には「よかれと思って決めたんで、そんな反応をされるとは心外ですね」と意に介さず。それどころか「もしかしてこれが洗脳なのかな?」と余裕の笑みを浮かべていた。この火種はやがて大火事となるのか、それとも――。何はともあれ、プロレス界に第2のバカ殿が生まれないことを祈るばかりだ。