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トランプ次期大統領 勝利集会で数日以内にJFK暗殺機密文書を公開すると約束

東スポWEB 2025年1月20日 10時12分

トランプ次期大統領は19日夜、ワシントンDCでの就任式(20日正午=日本時間21日午前2時)前の勝利集会で「歴史的なスピードと力で行動し、わが国が直面しているあらゆる危機を解決する」と誓った。

トランプ氏は就任前夜のキャピタル・ワン・アリーナでの集会で「就任する前から、誰も予想していなかった結果がすでに出ている」と主張した。すでに株価の高騰、ビットコインの過去最高値などが起きている。

そして「そして本日、TikTokは復活した」と述べた。米国で1億7000万人のユーザーを抱える中国系動画投稿アプリ・ティックトックに対し、バイデン大統領が署名した「ティックトック禁止法」が19日に発効するにあたり、すでに18日にサービス停止していた。しかし、トランプ氏が就任初日に禁止法の施行を遅らせる大統領令に署名すると誓ったことを受けて、再開したのだ。

勝利集会で最も大きな拍手が起きたのは、数日以内にJFK、RFK、MLKの暗殺機密文書を公開すると約束した場面だった。米紙ニューヨーク・ポストが19日、報じた。

トランプ氏は「政府の透明性と説明責任を回復するための第一歩として、政府文書の過剰な機密指定も撤回する。そして、今後数日のうちに、ジョン・F・ケネディ大統領、その弟のロバート・F・ケネディ、そしてマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の暗殺に関する残された記録を公開するつもりだ」と宣言した。

トランプ氏は、最初の政権時代に、1992年のケネディ暗殺記録収集法に基づき、残りのファイルの公開期限を2017年と定め、JFKファイルの公開を真剣に検討していた。しかし、後に国務長官となった元CIA長官マイク・ポンペオ氏など国家安全保障の重鎮たちからの反発に直面。こうした抵抗を受けて、トランプ氏は一部のファイルを公開し、その後、完全な公開を2021年10月に延期した。バイデン大統領も同様のアプローチをとった。

米メディアCNNは以前「JFK暗殺に関する記録の95%以上がこれまでに公開されている」と報じた。残り5%にどのような情報が含まれているのか注目される。

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