グラビアアイドル・プロレスラー・実業家・アイドルとマルチに活躍する咲村良子（２９）が２４日に１３枚目のＤＶＤ「しなやかなからだ」を発売する。体の柔軟さが咲村の武器の一つだが、本作から柔に“剛”がプラス。プロレス稽古と同時に、１００キロのバーベルを上げる筋トレでハードに肉体を追い込んだという。その根底には“ある気質”が関係しているようで――。
今回撮影したのは宮古島。訪れたのはデビュー以降で初めてだ。９月後半という台風シーズン真っただ中でも「晴れ女を発揮できました」とにこやかに振り返った。
普段から「脱ぎっぷり」を意識しているというが、今作は特に力を入れた。それだけに気合十分の野外露出シーンでは、唯一のピンチが咲村を襲ったという。「リアルすぎて。本当に現地の方に見られそうになりながらやってるんです」と冷や汗を浮かべながら回顧。「そういう緊張感がよく出ていると思います。ぜひ注目してほしいです」とアピールした。
一方で、今作の最大のポイントは咲村の“しなやかな体”の変化だ。昨年１２月に女子プロレスのマリーゴールドにてデビューしたのだが、撮影時期はその追い込み稽古の真っ最中。そのため、極端な食事制限などを行わずに撮影に臨んだ。
「前作が１週間くらい断食をして、筋トレもして絞り切ったんです。その時から５キロくらい今回は増量しています。ただ単に太るのではなくてやっぱり練習を通して筋肉量が増えたので、５キロとは思えない変化がありました。肉感・ボリューム感のある体に仕上がっています」と自信たっぷり。「第２章！とまではいかないですけど、新しい私を見てもらえると思います」と笑みがこぼれた。
プロレス挑戦以前から、筋トレはライフワークの一つだった。パーソナルジムに週３回通っていたほどのトレーニーで、主要種目のデッドリフト・スクワット・ベンチプレスでは１００キロのバーベルを扱うこともあるそう。「主に背中を鍛えるデッドリフトが一番得意で、１００キロを数回上げます。本当に全身を使うのでかなりしんどいんですけど、なんか好きで頑張っちゃいます。多分“Ｍ気質”が出ているんだと思います」
プロレスの練習も「思っているよりちゃんと痛い」「気付いたらあざができてて」と赤裸々に苦労を語るが、“気質”ゆえか「本当に楽しくプロレスさせてもらってます」と充実の表情を浮かべた。
グラビアもプロレスも、ファンに“魅せる”職業。「ＤＶＤでも、リングでも、ステージでも舞台でも。形がどうであれ、そこにお客さんがいてお金を払って見てくれているということに変わりはないと思います。そういう意味でも、プロレスの経験は大きいです。今年も活動の幅に制限をかけずに頑張っていきたいです」
マルチな活動での経験を総合力に変え、飛躍を続ける。
☆さきむら・りょうこ １９９５年１０月２０日生まれ。大阪府出身。身長１６５センチ。Ｂ９０・Ｗ５８・Ｈ８８。２０１３年に初ＤＶＤ「ピュア・スマイル」を発売。以降、舞台・映画・バラエティーで活躍している。アイドルグループ「ＣＬＩＰＣＬＩＰ」のメンバーでもあり、２３年には会社を設立し、代表取締役に就任した。２４年にはプロレスデビューも果たすなどマルチに活動する。趣味は映画鑑賞。