ドジャースがパドレスからFAとなっていたタナー・スコット投手(30)と契約合意したと米メディアが伝えられ、パドレスが大ショックを受けている。佐々木朗希の争奪戦の惜敗に続き、鉄腕リリーバーの慰留にも失敗。またも宿敵のドジャースにさらわれ、地元メディアが悲鳴を上げている。
昨季はマーリンズとパドレスで72試合に登板して9勝6敗、11ホールド、22セーブ、防御率1・75。通算383試合すべてに救援で登板し、この2年は70試合以上に登板。大谷キラーとしても知られる鉄人左腕だ。契約金は4年7200万ドル(約112億5000万円)とされ「フライヤーズ オンベース」は「パドレスへの残酷なショーが続いている。もう1人のトップフリーエージェントが西地区のライバルと契約した。これはパドレスが払う見込みのない金額だ」とし「パドレスは今オフもっとも静かなチームの1つとなり、トレードの噂は飛び交ったが、実現したものは1つもない。ドジャースの動きが大きなプレッシャーをかける。パドレス打線は厳しい状況に陥ることになる」と悲観視した。
今オフはパドレス時代にサイ・ヤング賞を獲得してファンに愛されたスネルがドジャースに移籍、佐々木、スコットと赤っ恥続き。ファンコミュニティ「ガスランプボール」は「これは冗談ですか?またもスター選手を失った。次は誰? 大谷を圧倒した唯一の男が今度はサンディエゴ打線と戦う。これは見ていて楽しいだろう」と自虐的に伝えている。