スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)は19日のアウェー・バレンシア戦で後半17分から出場。得点を挙げられず、降格圏に沈むチームに0―1で痛恨の黒星を喫した。
久保は連戦の影響からこの日はベンチスタート。味方のプレーを見守る中、アイスランド代表FWオーリ・オスカルソンが右クロスを受けて、中央でフリーの状態でシュートを打ったが、ゴール左に外してしまった。
スペインメディア「エル・ディアリオ・バスコ」によると、この決定機逸時に、久保のがっかりした様子が中継で抜かれたという。同メディアは、そのとき「なんてこった…」とつぶやいたと分析し、「なぜ彼はコントロールしないのだろう?」とチームメートに尋ねたとした。
久保が先発していたら違う展開になっていたかもしれない。しかし、この日は中2日で迎え、その前の試合も中2日しか間がなかった。
それだけに、スペイン紙「マルカ」によると、イマノル・アルグアシル監督は試合後の会見で、久保は先発できないほど疲れていたのかと問われ「短期間に2試合戦うことがどのようなものか、あなたにはわからないでしょう。疲れている選手がたくさんいたので、このバレンシア戦では変更を余儀なくされた」と説明した。