ドジャースとの佐々木朗希投手（２３）争奪戦に敗れたパドレスの佐々木〝接待〟の詳細が１９日（日本時間２０日）、明らかになった。
米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」はサンディエゴでの佐々木との２回目の面談の詳細を報じた。
「パドレスの歓迎会には、ダルビッシュ有とマニー・マチャドという２人のベテラン選手が参加し、佐々木投手を迎えることに尽力した。また、ジョー・マスグローブ、ジャクソン・メリル、そしてパドレスが近い将来に期待される捕手と目していた１０代の有望選手、イーサン・サラスも出席した。佐々木投手はペトコ・パークを視察し、投球練習をするなど、多くの選手が好む温暖な気候を体験した」
さらに契約金はドジャースを超える１０００万ドル（約１５億６０００万円）を用意したという。同サイトは「リーグ関係者によると、パドレスは佐々木投手のグループに対し、ボーナスプールを最大限まで増やすためにトレードする用意があり、佐々木投手に全額の１０００万ドル強を提示すると伝えた」と記した。
最大限の努力をしたものの佐々木はドジャースに奪われた。パドレスは現時点で先発はディラン・シース、ダルビッシュ有、マイケル・キングの３人しかいないため、先発投手陣を強化する必要がある。さらにジュリクソン・プロファー外野手と再契約し、内野陣を強化する必要もある。
着々と戦力補強を続けるドジャースの牙城を崩すため、今後もあらゆる手を打つ必要がありそうだ。