NHK大阪放送局は20日、同日にスタートする夜ドラ「バニラな毎日」(月~木曜午後10時45分)に出演する女優・蓮佛美沙子のコメントを発表した。
同作は脚本家・賀十つばさ氏が2021年6月に発行した同名小説をドラマ化した作品だ。大阪で洋菓子店を開いたが、経営がうまくいかず閉じることになった蓮佛演じる主人公・白井葵。そんな彼女の元に料理研究家・佐渡谷真奈美(永作博美)が訪れ、風変わりなお菓子教室を始めたことから物語が始まる。
白井について蓮佛は「自分の中に確固たるこだわりを持っていて、それを崩せない不器用な女性。心にあるきれいで美しいものを頑丈な箱に入れて、鍵をかけているイメージ」と紹介した。
続けて「撮影中にクリームを搾っていると『お菓子作り楽しい!』という感情がムクムクわいてきて。こんなにワクワクするとは思っていなくて、やっぱりお菓子を作っている瞬間が、白井さんとして一番かけがえのない時間なんだなと強く感じました」と述べた。
毎回おいしい洋菓子が登場するという。
「おいしかったケーキはもう全部。特に第1週のタルト・タタンが衝撃的で。今まで好きなケーキ1位はフルーツタルトだったのですが、撮影で初めてタルト・タタンを食べて『あ、順位が変わったかもしれない』」と熱弁。
最後に「誰もが心の奥底に抱えているものを全部肯定して、優しく心をなでてくれる作品だと思っています。おいしそうなケーキもたくさん出てくるので、それを眺めながら、ほっと安らいでもらえたらいいですね。せわしない日々の中で、夜の15分だけでも、五感と心を解放して、みなさんの心が休まる時間になったらいいなと願っています」とアピールした。