巨人の阿部慎之助監督(45)が20日に都内のホテルで行われた12球団監督会議に出席した。
5人の新監督を含めた12球団の監督が初めて顔をそろえた同会議では様々なテーマで議論を実施。中でもCSについては制度上の改善点について各監督からもさまざまな提案がなされたようで、阿部監督も「現実的には厳しいかもしれないが」と前置きした上で日程短縮について提言を行った。
「アドバンテージの話も出たんだけれども、日程を詰めることによってそれもアドバンテージになるんじゃないかと。(ファーストステージ終了後)翌日にやれば初戦でエースが投げるわけだから。それが中4日で(ファイナルステージの)5戦目にしか来れないとか、それが(優勝チームの)アドバンテージじゃないかなと思っての意見だったんだけれども」(阿部監督)
勝利数によるアドバンテージではなく、あくまで日程間隔を調整することによりリーグ優勝チームに投手運用上の利点が生まれるという考えだ。
充実の議論が行われたのはCS制度に関してだけでなく、フリートークの際には阪神の藤川新監督の意見に思わず唸った様子。「球児がドレスコードの話をしていたね。自主トレの時に日本の選手がMLBの帽子をかぶって練習していたりする。NPBの、各球団のブランド価値を挙げるのも大事じゃないですか、と」と藤川監督の提言を紹介すると、自らは「自分もヤンキースの帽子を持ってるぐらいだから何とも言えねぇんだけど(笑い)」としながらも「ウチがやったみたいにティファニーとコラボしたりとか。野球を知らない人にも普段からどう着てもらうかっていうのも大事じゃないかなと思った」と持論も明かしていた。