綱取りから一転、カド番危機だ。大相撲初場所9日目(20日、東京・両国国技館)、大関琴桜(27=佐渡ヶ嶽)が幕内宇良(32=木瀬)に押し倒されて6敗目(3勝)。取組後は「切り替えるだけです」と声を絞り出した。
初の綱取りに挑んだ今場所は、2日目からドロ沼の5連敗で綱取りに失敗。7日目から連勝して復調の兆しを見せたが、黒星で勢いに乗れず。勝ち越すためには残り6日間で1敗しかできず、来場所のカド番がいよいよ現実味を帯びてきた。
日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「気持ちがバラバラ。集中力がない。何をしたらいいのか分からなくなっている」と指摘した。