絶好調だ。大相撲初場所9日目(20日、東京・両国国技館)、幕内金峰山(27=木瀬)が幕内尊富士(伊勢ヶ浜)を破って、初日から無傷の9連勝。優勝争いで単独トップを保った。
一時は土俵際まで追い込まれながらも、小手投げで逆転勝ちを収めた。取組後は「まわしを取れなかったけど、焦らずに落ち着いて前に出られた。考えるよりも体が動いている。単独トップ? 変わらない。一つひとつという感じ」と納得の表情を浮かべた。
尊富士は日大時代の後輩で、プロ入り後は初対戦だった。1敗だった相手を下し、金峰山は「後輩だし(対戦するのが)嫌だった。大学時代からもバチバチだった」と明かした。
1敗は幕内千代翔馬(九重)のみで、2敗で尊富士と幕内王鵬(大嶽)が続く。10日目に金峰山は小結阿炎(錣山)との対戦が組まれた。「まずは前に、前に一つずつという感じ」と気持ちを引き締めた。