ドジャースからFAとなっている通算212勝左腕クレイトン・カーショー投手(36)の去就が注目されている。
2023年オフに左肩を手術したカーショーは昨年のキャンプ直前、2月に1年500万ドル(約8億円)でドジャースと再契約。メジャー17年目のシーズンを2勝2敗、防御率4・50で終えた。今季は年俸1000万ドル(約15億6000万円)の契約オプションを有していたが、これを自ら破棄してFAとなった。
ブランドン・ゴームズGMは米メディアの取材に対し「我々はもちろんカーショーに戻ってきてほしい」とコメント。カーショーもWS制覇の優勝パレードで「生涯ドジャース」を宣言し、新しい契約を結ぶための措置と見られていたのだが、周知の通り今オフのドジャースは2度のサイ・ヤング賞を獲得したブレイク・スネル、そして佐々木朗希の獲得で先発ローテーションは豪華絢爛だ。
MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は「カーショーのドジャースでの時間は終わったのだろうか? LAのローテーションはこれで山本、スネル、佐々木、大谷とグラスノーが中心で6番目の枠にゴンソリン、メイ、ナック、エメット・シーハンが控えることになる。我々は全員、どこかの段階でカーショーがドジャースに戻ると見込んでいたが、ロースターに過剰なほど先発投手がいるとなると、そもそも彼のための場所があるのだろうか?」とその居場所に疑問を投げかけている。
ドジャース一筋のレジェンド左腕に18年目の契約は用意されるのか、その去就に注目が集まっている。